切り文字(立体文字)て何?
2022.3.4| 切り文字立体文字
はじめまして、切文字プロで主に製作業務を担当している荒堀と申します。
この度、切文字プロのホームページリニュアルに伴い、私たちが培ってきた様々な切り文字(立体文字)の豆知識や想いなどを投稿していきます。
今回は、「切り文字(立体文字)て何?」をテーマにお話させていただきます。
おそらく、「切り文字」の意味を理解されている方て少ないのではないでしょうか?
私もこの業界にいなければ、知りませんでした。
「立体文字」とお伝えすると、ご理解いただけるケースが多いため、このコラムでは「立体文字」という言い方に変更しております。
それでは、具体的に「立体文字」(切り文字)とは何かご説明します。
切り文字=立体文字
今回は立体文字(切り文字)を使った看板についてご紹介したいと思います。
立体文字の看板とはその名の通り、お店や事務所や教室などの文字やロゴなどが立体的になっている看板のことです。
中には「チャンネル文字」とよばれることもあります。
そもそも「チャンネル文字」のチャンネルという言葉は多様な意味を持っていますが、元来は水路や海峡を表す言葉です。
そこから派生して生まれた意味の1つが「溝」。
チャンネル文字は厚みのある文字の内部に溝がある点から、チャンネル文字と呼ばれるようになったそうです。
箱文字と切文字とは
「立体文字」の看板は、主に「箱文字」と「切り文字」に分類することができます。
「箱文字」は金属製の板を加工して箱のような立体的な文字をつくりあげる看板のことで、箱内部の空洞部分にLED電球などを取り付けることで昼夜を問わず目立つ看板になりますが、比較的サイズが大きくなり取付けも手間がかかります。
先ほどの「チャンネル文字」というのもこちらに分類されます。
また「切り文字」は、アルミ複合板・アクリル板・カルプ・など厚みのある素材を文字やロゴなどの型にあわせて切り抜いて文字をつくりあげる看板のことを差します。
素材の厚みが文字の厚みとなり、3mmから30mmほどの厚さが一般的です。
アルミ複合板の場合は3mm、アクリル板の場合は3~5mm、カルプの場合は15~50mmと素材により適した厚みも異なります。
少しだけ浮き出るイメージの場合はアルミ複合板やアクリル、それよりは立体感を求められるお客様はカルプを選ばれるパターンが多いですね。
壁面にそのまま設置するものが一般的ですが、照明などを用いて陰影をつけることで文字を目立たせる看板もあり、飲食店や小売店などの屋内壁面への設置やオフィスビルに入居する企業のエントランス、屋外看板など、業種を問わずいろいろなところで活用されています。
またオフィスビルの受付や、ホテルのドアに付けられた部屋番号などの案内板にも、「切り文字」が使用されています。
最近はコロナの影響によりご自宅でのリモートワークも増えてきたので、ご自宅の部屋の扉に「OFFICE」という切り文字を取り付けても面白いかもしれませんね。
「切り文字」は箱文字に比べると小さなサイズから製作も可能で、壁面への取付も両面テープやボンドを使用するので、一般の方でも比較的簡単に取り付けることができます。
「 切り文字」の主な素材について
昔の看板のイメージは、木材が多く使われていたように思います。
伝統的な店舗では職人さんが木材を彫刻して文字の表面に金箔などを貼り付けた「浮き出し文字」(かまぼこ文字)の立体文字の看板を掲げているところもありますね。
手づくりで味のある看板に仕上がるのが特徴で、老舗の酒蔵とかの看板をイメージすると分かりやすいかもしれません。
現在ではイラストレーター(Illustrator)などのソフトを使い、パソコンでデザインした文字を機械を使用して形状通りに加工する様式が一般的になりました。
素材もアルミ複合板、アクリル、カルプなど様々で、お店や企業のイメージに合わせて作成できます。また素材の状態を表す場合に「素地」と表現することあります。
「素地」とは素材のそのままの状態のことを差し、アルミ複合板の場合だと素地は白色が一般的ですが、弊社では黒色のアルミ複合板も取り扱っております。
まとめ
「切り文字」という言葉は、同業者や興味がある方であれば、認知されている言葉ではないでしょうか?
メールやLINE・お電話でお問合せいただく際に、よく「何と言っていいか分からないんだけど…」と仰ります。
例えば、「立体的な文字」や「ちょっと浮き出た感じの文字」や「厚みがある文字」など、言い換えるとご納得いただけるケースが多く、「切文字とは何か」をご理解いただけてます。
逆に、「切り文字の注文をお願いしたい」とシンプルに言っていただく場合もありますが、切り文字というキーワードもまだまだ世間には浸透していないように感じますね。
弊社ではホームページを通じて滋賀県をはじめとする全国から様々なシーンでご依頼いただいております。
例えば、
- 新規に店舗をオープンされる方
- 事務所を開設される方
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などその他にも多種多様な方からのご依頼を受けております。
上記のような漠然としたニュアンスでもお伝えいただけましたら、弊社スタッフが親身に丁寧に対応させていただきます。
どうぞお気軽にお問合せください。
その他サービスのご紹介
アクリル板の場合ですと、「透明」「白」「黒」などが一般的です。
透明のアクリル板ですと最近では飲食店やフードコートなどでアクリルパーテーションをよく見かけるようになりました。
弊社ではアクリルパーテーションの制作も承っております。
規定のサイズから簡単に選ぶこともできますが、テーブルのサイズに合わせて自由にカスタマイズも可能なので興味のある方はアクリルパーテーション.comへお気軽にお問合せください。